個人利用でWordPressを始めたいが、できだけ費用は抑えたいという方向けの記事です。
一般的にブログ初心者におすすめされるレンタルサーバーが色々ありますが、ちょっと高い。。。
- これからWordPressを始めるのに最初からハイスペックなサーバーは必要だろうか?
- 必要最低限のスペックで安く初めて、訪問者増えたらプラン変更やサーバー移転したら良いのではないか?
という事を思う方も多いと思います。
実際に私自身もブログで収益が発生するまでは安いレンタルサーバーのプランを利用していて、全く不自由を感じませんでした。
という事で、今回は必要十分なスペックで安く利用できるレンタルサーバーをピックアップしていきます。

なぜ安い?安いレンタルサーバーを選んでデメリットはないの?
安いレンタルサーバーのプランとハイスペックなサーバーで何が違うのか簡単に紹介しておきます。
1.安いレンタルサーバーのプランはデータベース(MySQL)が少ない
WordPressのサイトを1つ作成するのにMySQL(データベース)が1つ必要になります。
安いプランではこのデータベースの数が少ない(0とか1)なので作成できるWordPressサイト数は少ないです。
例えばロリポップレンタルサーバーのデータベース数を比較すると
- エコノミー(月額99円~):0個(WordPress使えない)
- ライト(月額220円~):1個(WordPress1つ)
- ベーシック(月額550円~):無制限(WordPress無制限)
という感じで上位プランになるほど、データベース数が増えるので、たくさんのWordPressサイトを作成することができます。
安いからと言ってデータベースが0個(無し)のプランを選ぶとWordPressのサイト作成できませんので注意。

WordPressサイトを1つだけ運営するなら安いプランで大丈夫。
複数サイト作成したくなった時にプラン変更やサーバー移転を考えたらOK!
2.安いレンタルサーバーのプランは容量が少ない
安いプランは容量が少ないです。
ただ、普通に個人利用のブログ運営であれば安いプランでも十分すぎる容量です。
よっぽど大量の動画などを毎日投稿するようなサイトでなければ容量は安いプランでも十分です。
万が一、容量が足りなくなった時にプラン変更やサーバーの移転を検討したらOKです。
3.安いレンタルサーバーは表示速度が遅い?
安いレンタルサーバーでも表示速度が遅いとかモッサリしてるってことはないです。
最近のレンタルサーバーはどのサーバーもスペックが以前よりもずっと良いです。
もちろんハイスペックなサーバーの方が表示速度が早い事が多いですが、安いプランでもほとんど気になりません。
表示速度を気にする前に訪問者が来てくれるサイトを作ろう!
訪問者が増えて表示速度が気になるなら上位プランに変更、もしくはサーバーの移転をしたらOK。
ということで、安いレンタルサーバーのプランでもほとんど問題はありません。
問題が出てきた時にプラン変更やサーバーの移転を考えたら良いだけです。
最近はサーバーの移転も非常に簡単にできる機能もありますし、代行サービスなどもありますので心配ありません。
料金の安いレンタルサーバーのおすすめプランを紹介
料金が安く、おすすめのレンタルサーバーとしては以下2つ。
- ロリポップのライトプラン
:月額220円~
- スターサーバーのライトプラン:月額220円~
それぞれキャンペーンでさらに安く始める事ができることがあるので事前に「必ず」キャンペーンの確認しておいてください。
ロリポップのメリット・デメリット
ロリポップはマニュアルが充実してますし、管理画面もわかりやすいので初心者の方におすすめ。
また、利用者も多く、分からない部分は検索すればたいていのことは解決できます。
上位プランへの変更は可能ですが、下位プランへの変更はできませんので注意。

※一番安いエコノミープラン(月額99円~)はWordPressに必要なデーターベース(MySQL)が使えないので注意!


スターサーバーのメリット・デメリット(月額220円~)
大量アクセスに強いWebサーバー「nginx(エンジンエックス)」を搭載、オールSSD採用の高速サーバーなのに料金安いコスパの良いサーバーです。
スターサーバーのライトプランは月額220円。
月額220円はロリポップのライトプランと同じですが、独自のポイント(ネットオウルポイント)が貯まっていきます。
なので、ネットオウルポイントを上手く活用することでさらに安く利用が可能です。
注意点として、スターサーバーでは上位プランへの変更も可能なんですが、ちょっと特殊なルールがあります。
上の図にある通り、「エコノミー」から「ライト」、「ライト」から「スタンダード」、「ハイスピード」から「エンタープライズ」に移行する場合は、スターサーバーの管理画面から簡単に行うことが可能です。
しかし、「スタンダード」から「ハイスピード」または「エンタープライズ」へ移行するには、スターサーバーの管理画面からは出来ない仕様になっています。

⇒https://www.star.ne.jp/

以上安いレンタルサーバーとプランの紹介でした。
どちらのレンタルサーバーもキャンペーンで安く始めることができる場合がありますので、最初にキャンペーン内容や期間を「必ず」確認しておいてください。
■ロリポップ
⇒https://lolipop.jp/
■スターサーバー
⇒https://www.star.ne.jp/
サーバーを選ぶ基準は?何を比較したらいいの?【もっと詳しくしりたい方】
サーバーの比較とは言っても初心者の方には何で比較したら良いのか分からない方も多いかと思いますので、サーバーのスペックの見方を先に簡単に紹介しておきます。
サーバーを比較する時に下記6つについて知っておくとほぼ理解できるかなと思います。
- サーバーソフトウェア
- ディスク容量
- マルチドメイン
- データ転送用(目安)
- MySQL(データベース)
- HTTP/2
難しそうな用語が並んでますができるだけ分かりやすく簡単に解説していきます。
1.サーバーソフトウェア
表示速度やレスポンスに関係してくるのがサーバーソフトウェアです。
サーバーのソフトウェアとして基本的なやつが「Apache」というものです。
Apacheを採用しているのがロリポップ、さくらのレンタルサーバー、バリューサーバーなど。
で、Apacheが処理しきれない同時の大量アクセスを処理できるようなWebサーバーを作ろうと開発されたのが「nginx(エンジンエックス)」です。
「nginx(エンジンエックス)」を採用しているのがエックスサーバー、スターサーバーなど。
で、Apacheやnginxからさらに進化した「LiteSpeed(ライトスピード)」が第四のWebサーバーと言われてます。
参考:JETBOY
「LiteSpeed」を採用しているのがmixhost、JETBOY、ロリポップ(ハイスピードプラン)など。
という事でサーバーの表示速度やレスポンス的にはApache < nginx < LiteSpeedという感じでイメージしてもらってOKです。
2.ディスク容量
サーバーに保存できるデータ(文字・画像・動画)などの容量のこと。
HDDとSSDがあってSSDはHDDに比べて、データを読み込んだり書き込んだりする速度が格段に速いのが特徴です。
3.マルチドメイン
マルチドメインは1つのサーバーでいくつの独自ドメインを管理できるか?という数です。
どのサーバーもマルチドメインの数は多めだったり無制限という場合も多いので特に気にする必要はないです。
4.データ転送用(目安)
転送量はサイトを閲覧する時にサーバ側から、送られるデータの量で、サーバーとユーザーとの間に、転送できるデータ量の上限。
要はアクセス数が多いと転送量も多くなるのですが、あまりに集中するとサーバー側に負担がかかるため、転送量の上限が設定されてます。
ただ、レンタルサーバーなどの「共用サーバー」は、1サーバーを複数の運営者が共有することになるので、一応目安程度に考えておけばOKです。
5.MySQL(データベース)
WordPressはサイト情報をデータベースで管理しているのでWordPressを動かすためにはMySQL(データーベース)が必要です。
このデータベース1つに複数のWordPressをインストールする事は可能ですが、1つのデータベースに多くのWordPressを入れると結構な負荷がかかりますので、サイトの表示が遅くなったり、エラーが出やすくなります。
という事で基本1つのデータベース(MySQL)に1つのWordPressを入れるというのが推奨されます。
サイトを1つ運営するだけであればMySQLも1つでOK。逆にMySQLがないプランはWordPressサイトの作成はできません。
例)ロリポップのエコノミープランはMySQLがないプラン。
6.HTTP/2対応
HTTP/2はより少ない通信量でより迅速にやり取りを行える仕組みです。
複数のリクエストを並列処理する仕組みなので画像やJavascript、CSSなどを多く使用しているWebサイトで特に効果を発揮します。
実際に比べてみると全然違うのがハッキリ分かります。
レンタルサーバーは何を重視して選ぶべき?
レンタルサーバー選びで一番重視すべきは大きなトラブルや障害がないか?という部分です。
過去あった事例で言うと「データ消失」や「長期間のサーバー停止」「ハッキング」など。データセンターが火災って事もありました。
という事でスペックはもちろんですが、安心感のある信頼できるサーバーを選ぶ事が一番大事です。
それから最近はSNSで拡散すると短時間にアクセスが集中する事がよくありますので、そんな場合でも安定して表示速度も早いという部分がサーバーに求められる部分です。
もちろん前述したように
- 料金
- 表示速度やレスポンス
- ディスク容量
- マルチドメインの数
- MySQL(データベース)
- HTTP/2対応かどうか?
- バックアップ機能
なども比較する部分になります。
再度安いレンタルサーバーのスペックを比較してみてください。
コメント
はじめまして!ランキング見てたら目に留まり訪問させて頂きました!私は初心者なので非常に勉強になりました!ありがとうございました!