サイトの一部の記事だけを引っ越し(移転)してみたので手順を紹介

サイト移転カテゴリーだけ 無料ブログからの引越しやサーバーの移転方法

私サイトの引っ越しとか移転は結構頻繁にやってます。思いつきでやってしまうというか

「この記事別のサイトに分けた方がいいのでは?」
「この記事メインサイトに統合した方がいいのでは?」

なんて思ったらすぐやります(笑)という事でいつも私がやっているWordPressの引っ越し(部分的)の方法を紹介してみようかと思ってます。サイト全体ではなくて、特定のカテゴリーだけとか一部の記事だけの移転です。

今回メインサイトの1つのカテゴリーを別サイトへ移転させました。とあるサイトでアドセンスが配信停止になったため、セーフなカテゴリーを別サイトへ移転し、アドセンスでどれくらい収益が上がるか試してみたかったためです。

MEMO

サイト全体の引っ越しではなくて、特定のカテゴリーとか特定の記事だけという場合のやり方です。

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この記事を書いた人

WEBエンジニア11年目。これまでに100を超えるサイトの立ち上げや運営に携わり、2017年に法人化。カスタマイズ、デザイン、ツール作成、サイト移転まで何でもこなします。

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サイトの一部記事だけ引越しの手順

とりあえず記事を引越しするサイトを「元サイト」、記事の移転先のサイトを「移転先サイト」と呼ぶことにします。

基本的に移転させたい記事を元サイトからエクスポートして移転先へインポートする訳ですが、このプラグイン「DeMomentSomTres Export」を使ってエクスポートしたファイルをインポートすると記事と記事内の画像URLも移転先のURLに書き換えられた状態でインポートする事ができます

DeMomentSomTres Exportをインストール

という事で、「DeMomentSomTres Export」というプラグインを「元サイト」にインストールして有効化。

サイトの一部記事を引越しする-1

有効化したら以下のような画面になるので「Skip」をクリック。

サイトの一部記事を引越しする-2

エクスポートする記事(カテゴリー)を選択

WordPressの管理画面に戻って「ツール」⇒「DeMomentSomTres Export」をクリック。

サイトの一部記事を引越しする-3

移転させたい記事を選択します。今回はカテゴリーを選択しましたが、移転したい記事がカテゴリー単位でまとまってない場合は、移転したい記事だけを集めたカテゴリーを作成しておき、事前にまとめておけばOK

サイトの一部記事を引越しする-4

ページ分割している場合はそれを引き継ぐか選択できます。私は分割してないのでそのままにしてます。選択したら「エクスポートファイルをダウンロード」をクリック。

サイトの一部記事を引越しする-5

とりあえずこれでエクスポートは完了。

移転先へインポート

次に移転先のサイトへのインポートをしていきます。移転先には先程のプラグインは必要ありません。

WordPressの管理画面から「ツール」⇒「インポート」と進み、WordPressのインポートを実行します(インストールしてなければインストールが先)。

サイトの一部記事を引越しする-6

インポーターの実行。

サイトの一部記事を引越しする-7

インポートするファイル(さっきエクスポートしたやつ)を選択して「ファイルをアップロードしてインポート」をクリック。

サイトの一部記事を引越しする-8

インポートした記事の投稿者名どうする?の割当を選択。

それと、「添付ファイルをダウンロードしてインポートする」にチェックを入れる。これチェックしとかないと画像がインポートされない。

サイトの一部記事を引越しする-9

最後に「実行」で完了。

移転した記事の画像のURLが移転先のURLになっているか確認します。

サイトの一部記事を引越しする-10

移転した画像が全部表示されるか確認します。時々画像が表示されない場合があって、多分移転元と移転先のサイトの幅が違うことが原因かなと思います。

もし表示されない画像があっても移転した記事内で使っている画像もすべて移転先のサイトのメディアにアップロードされてますので、再度メディアから画像を挿入すれば表示されます。

移転元サイトの記事の後処理とリダイレクト

記事を移転させると元サイトと移転先サイトで同じ記事が2つ存在する事になります。当然元サイトの記事が検索結果などには表示されますが、重複しているので、移転先の記事はフィルタリングされて検索結果には出てきません。

という事で、私の場合はいつも2通り検討します、というかこの2通りどちらかを決めてから移転します。

  1. 元サイトから移転した記事を削除
  2. 元サイトから移転先へ301リダイレクトする

基本的にどの記事にも狙っているキーワードがあって、集客できている記事と全く集客も収益もない記事があります。

ある程度狙ってるキーワードで上位表示されてアクセス数があるって場合はもったいないのでリダイレクトしてますが、それ以外は新たな評価を期待して元サイトから記事を削除することもあります。

MEMO

移転元のサイトの記事ですが、いきなり削除は間違った時が怖いので、削除はせずにしばらく公開ではなく下書き状態にして様子をみてます。

それからリダイレクトについてはプラグインで簡単にできるのですが、以前リダイレクト用のプラグインで不具合が出て、設定していた大量のリダイレクトがめちゃくちゃになった経験があり、それがトラウマとなってます(^^)

という事でリダイレクトは.htaccessというファイルに直に記入していきます。

.htaccessファイルはエックスサーバーだとファイルマネージャーにログインして「ドメイン名フォルダ」⇒「public_html」⇒「.htaccess」にありますので、チェックを入れて編集。

.htaccess編集-1

ロリポップならロリポップFTPでそのドメインのフォルダ⇒「.htaccsee」へと行けます。

で、リダイレクトの記述方法は以下です。

Redirect 301 /old http://domain.com/new

移転元URL(ドメイン部分は省略)と移転先URL(ドメイン部分も有り)を半角スペースを開けて記述

これを移転する記事全部やります。半角と全角間違えたり、スペースの位置を間違うとうまく行きません。

記述する場所は.htaccessの「# END WordPress」の後に記述してます。

引越し記述

実際のやつはもっとURLが長いのでごちゃごちゃした感じになりました。

「.htaccess」ファイル内に、1バイトのASCII文字(英数記号文字)しか含まないのであれば、文字コードは「SHIFT-JIS」でも「EUC-JP」でも「UTF-8」でもOKということなので文字コードは「SHIFT-JIS」で保存しました。

最後にリダイレクトされるか確認。リダイレクトされない場合には.htaccessの記述に問題があるんでしょう。今回は発ですべてうまくいきました。

プラグイン「DeMomentSomTres Export」を停止

「DeMomentSomTres Export」はあまり使うことはないので、移転が済んだら停止⇒削除します。ちなみにプラグインを停止すると以下のような理由を選択する画面になります。

プラグイン削除

「I only needed the plugin for a short period」でいいかな?で、「submit & Diactivate」をクリック。停止できたらプラグインは削除でOKですね。

以上サイトの一部の記事だけを引っ越し(移転)する方法でした。

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